Ah 2年経ってる!!

こんばんは。ROCKtheSniperです。 実に2年の放置を経ての更新です。

はい、相変わらずの調子でやっております。

20代後半の頃は虚弱体質かと思うほど体調不良が多かった私ですが、ここ2年ほどロクに風邪さえひいておりません。つまり、元気です。



最近は、リアルタイムレイトレーシングを実感しようと躍起になっておりますが、今一つ「あ!これか!」と思える瞬間がありません。そもそもガッツリゲーミングの時間がありません。




RTXはグラフィック性能は順当進化で、「AIの利点をゲーミングに活用」というコンセプトは良いと思うのですが、いかんせん駆け出しの技術であることに加え、お値段と対応アプリのレパートリーに課題を抱えてる感じですね。


「今後の標準化」は、現時点ではなかなか難しいかと思いますが、何かの形で(例え手法的に別な形であっても)開花してくれると嬉しいですね。


見事にオチがない!!

PCゲーマーに転向しました

はい、皆様ROCKtheSniperですこんにちは。


2年近くブログを放置していた訳でございますが、決して死んだということはなく、
生存しております。 歳のせいか、最近は体のあちこちに、数年前は考えられ
なかったような不調を度々抱え、しかもなかなか治らなかったりと、時折
「俺大丈夫か?」と思ってしまったりすることもありますが、ただ寒いから風邪
引いてるだけという説もあります。


さて、永年に渡ってXBOX信者として、たくさんのフレンドの皆様に囲まれて、
ゲームを楽しんできた私ですが、諸般の事情によりPCゲーミングに転向し、
今やすっかりPCゲーマーとして定着してしまいました。


ソコソコスペックのPCを自作しながらも、その性能を全く活かせていなかった
という観点から見れば、いよいよ「役に立っている」とも言えます。
同時に、やはりPCゲーミングはレベルが高く、かつ自分の好みに合った作品を
見つけやすいという意味でも、挑む価値のある環境だと実感しています。




最近はとりあえず・・・

"BATTLEFIELD 1"


毎度毎度、驚きを連れて来るBFシリーズ。今回も、まさに「フォトリアル」と
呼ぶに相応しい驚愕の映像と、相変わらず狂ってる(褒め言葉)音響で、ここに
しかない体験を運んできてくれました。 立ち上げ当初は急にサーバーが落ちたり
していましたが、ココ最近は比較的安定しているようです。



"PAYDAY 2"


プレイ時間、遂に1,500時間を突破。間違いなく「人生で一番遊んだゲーム」です。
複雑で特殊なステージの構造やゲームシステムをほぼ把握し、状況に応じて、
身体が勝手に動くレベルにまで達しています。追加コンテンツのリリースが俺に
追いついてねぇぞ!!


正直、チーターやマナーの悪いプレイヤーが多い作品ですが、その分、実力勝負の
優良なプレイヤーさんと連携が上手くいったときの喜びはひとしお。


あと、私にとっては、本当に「友達100人」できたゲームでもあります。
今年いっぱいサポートが続くらしいので、恐らく、最後の瞬間までやりつづけるでしょう。



"TERRARIA"


出た当時は、マイクラの2Dパクリと揶揄されていましたが、全追加要素の無料追加や、
アクション性とアドベンチャー要素の強い独特なプレイ感覚で、今や「2Dサンド
ボックスの始祖にしてマスターピース」と言って良い神作品として君臨する存在です。
フレンドさんが鬼のように効率的に材料を集めてくれたお蔭で、建設が随分捗っています。



"FLYING TIGERS SHADOWS OVER CHINA"


このブログを見てくださっている方なら、タイトルから予想できると思いますが、
ジャップ VS ヤンキーのWW2フライトゲームです。
コレ、アーリーアクセスながら、結構お勧めです。


IL2に代表される「シミュレーター」系の戦闘機モノが多い中で、思い切ったアクション路線で
勝負している「シューティング」。以前コンシューマーでも出た「ブレイジングエンジェル」に
雰囲気は近いですが、より近代的なシステムで、グラフィックも優秀。
今のところそれほどボリュームはありませんが、価格も約1,500円とお手ごろで、十分に楽しめます。



"EURO TRUCK SIMULATOR 2"


ココ最近ガチハマりしているのがこちら。発売から3年が経ち、映像的にもそろそろ見劣りして
きていますが、ゲームの面白さに映像は関係ないと実力で示し続けている恐るべき中毒性の作品。
昨年末も、スチームアワードを2部門獲得しました。


荷物を回収し、届けて、トラックを改造して、また荷物を回収して・・・・の繰り返しですが、
この過程が何とも言えない独特な楽しさ。


交通ルールを守って、地道に稼いで、徐々に会社を大きくしていくノンビリしたゲームですが、
マジでハマリます。やったことがない方は、是非是非騙されたと思ってやってみてください。




他にも、無数の積みゲーが山積していますが、最近楽しんでいるのは、このくらいです。


なんかただのゲーム紹介になってしまいましたが、とりあえず、ROCKtheSniperは死んでいないと
いうことだけお伝えしたかったということで・・・。


それでは皆様も、引き続き良きゲームライフを!

【 ブランク2週間 】 人間の限界に迫る装備を担いで東京に行った結果

ROCKtheSniperです皆様こんにちは。


突然ですが、私には、7年来の付き合いになるXBOXフレンドの兄弟がいます。
オフ会をやろうと、お兄さんと東京に集まったり、弟さんはわざわざ関西まで
パソコン組み立てを手伝いに来てくれたりと、今ではすっかり仲の良い友達に
なってしまっている彼らですが、弟さんが最近サバゲーを始め、お兄さんも
装備を買って眠らせているということで、このたび、ゴールデンウイークを
利用して、関東でジョイントオペレーションを敢行してまいりました。


日程は2泊3日。名古屋から東京間は車移動のため、行きと帰りに丸2日を
使うかなりの強行軍です。


夜の肌寒さがまだ残る朝6時。
装備品、ライフルケース、旅行グッズ、ザックという物理的に持てる限界ギリ
ギリの量の装備を担いで、まずは新幹線で名古屋まで向かいます。
そこで愛知県在住の弟さんに車で拾っていただいて、そこから一路東京へ。
普通、5時間も6時間も車に乗っていると、話題も尽きてグダグダになるところ
ですが、そこは流石に同じ趣味。全く会話が尽きることなく、しょうもない会話で
爆笑しながらのドライブとなりました。


数時間の長旅の末、夕方近くに首都入りし、まず秋葉のエチゴヤさんで装備品を調達。
ゴリラ印のゴーゴーカレーで夕食を済ませ、ROCKtheSniperが宿泊するお宿へ向かいます。


さて、サバゲーの話題の前に、今回泊まった宿のお話をさせてください。


今回お世話になったのは、東京は杉並区にある、旅館「西郊」様。
モダンで閑静な住宅街の中にひっそりとたたずむ老舗旅館で、なんと創業は99年前!
奇跡的に前大戦の戦災を潜り抜けた、当時の佇まいが今なお残る、レトロなお宿です。
本館は旅館・宴会場で、新館(といっても竣工は戦前)は、リフォームの上、デザイ
ナーズアパートとして利用されています。
予約を入れてから知りましたが、アイマスのアニメの背景にも(名称は変わってまし
たが)出てたんですね。見たことないですけど。



旦那さんの許可をいただいて撮影。本館の玄関です。
ROCKtheSniperとしては、昔祖父母が住んでいた、「昭和の家」を感じます。
遅い到着にも関わらず、旦那さん、女将さん共々、とても暖かく出迎えてくださり、
丁寧にお部屋の使い方や設備の説明をしていただきました。


建物、旅館業についてたずねると、旦那さんが、戦前・戦後の旅館の歴史を詳しく
説明してくださいましたが、戦後の改装時のエピソードなど、詳細は深すぎるので
割愛します。ぜひ、実際に宿泊して直接聞いてみてください。


非常に歴史ある古い建築ですが、なるほど納得。
日本国の「登録有形文化財」です。つまり、「文化財に泊まる」ということ。
なんという貴重な体験でしょうか。ちなみに、新館と道路の間にある松の木も
「杉並区保護樹木」です。


トイレ、浴室は共用です。洗面台に置かれているカンカンの洗面器や、昔学校に
あった男性用便器(コックで水を出します。ボタンじゃないよ!)など、思わず
「うわあ〜!」と声が出る設備が目白押し。大きい方の浴室にはケロリン
風呂桶もあります。


建物全体とても古いのですが、清掃や保全は十分過ぎるほど行き届いており、
清潔で快適。宿泊する身としても、丁寧に扱おうという気になります。
何より、旦那さんと女将さんの暖かいもてなしが心を打ちます。
「宿に泊まっている」というより、「誰かの家に泊まっている」という感覚が
強いです。


話題を出すとキリがないので、ここでやめますが、何しか、是非是非泊まって
みてほしいお宿です。Wifiも使えます(笑)


そして翌日。実に6年ぶりにフレンド兄弟のお兄さんと再会し、本題のサバゲー
に向かったのですが・・・。それはそれは、色々な意味で凄まじい環境でした・・・。


今回お邪魔したのは、埼玉県にある「デザートストーム川越」さんです。
河川敷に程近い広大なフィールドで、土の山が点在する野戦エリアと、合板で建物が
作られたCQBエリアが繋がっており、前進するには適切なカバーと、結構なダッシュ
必要です。


当日の参加人数は実に300人を超え、今まで体験したことの無いレベルの大規模戦。
ゲーム中、大人数が塹壕に並ぶ様相はまさに戦場でした。



また、その広大さゆえ、交戦距離が40mを超える状況もしばしば発生するため、銃の
ホップ調整は必須。50mレベルのシューティングレンジがあるので、キッチリ調整を
しておかなければ、敵が有効射程に納まらない・・・なんてことも。


これだけ人が集まると、流石に装備も多種多様で、短パンTシャツで挑むアグレッサーから、
M60で武装したきゅうべえ、ベトナムに展開する米兵、旧陸軍の航空兵、SSの将校、ジャガー
ノート、いかついM4を担いで、ブラックライトタンゴダウンよろしく雷ちゃん人形を吊り
下げた方まで、ミリタリーごった煮状態。混沌の極みでした。


今回、特段凄かったのがこちらの方。実戦でミニガンを使う方は初めて見ました。
「死にたい奴そこへ並べ」感がハンパないです。
味方から「前進します!!援護お願いします!!」の声が掛かるや、丘の影から現れ、
菜園の水撒きが如く弾がバラ撒かれます。発射音はもちろん「ブゥゥゥゥゥゥゥゥ!」です。
こうなると、もう敵も味方も笑うしかないという状況でした。


あと、スーパーマリオウォーフェアや、Hey Wolf! come with me!などの変わり種の皆様も
元気いっぱいでした。


当日は天候も良く、実に楽しいゲームでしたが、5月にあるまじき強烈な直射日光と、
このフィールド特有の粒子の細かい黄土で、装備品が自動的にタンカラーに染まっていく
環境は苛酷で、体力の消耗も激しかったため、午後3時には撤退。


その後、お兄さんの自宅で奥様(こちらも6年ぶりの再会)の手料理をご馳走になったり、
息子さんに懐かれたり、マリオカートでロイにライバル心を燃やしたりしながら一日は終了。
翌日帰路につき、夜になって無事和歌山に帰還いたしました。


強行軍ではあったものの、超絶に中身の濃い3日間となりました。


最後になりましたが、デザートストーム川越5月3日の定例会に参加された皆様、お疲れ様でした。
そして、今回の旅で並々ならぬお世話をいただきましたIppanzinX様、Shino3418様、奥様、ユーキくん、
旅館西郊の旦那様、女将様に、厚く御礼申し上げます。

【 ブランク6年半 】 足の筋肉痛がヤバイ


ROCK the Sniperです。皆様こんにちは。


古巣に戻り、ようやっとひと段落してきたということで、実に1年半ぶりのサバゲー
行って参りました。大阪に住みだしてからずっとインドア戦しかやっておらず、屋外戦
となると実に6年半ぶり。友人所有の岐阜山中で走り回った以来です。



今回お邪魔したのは、大阪日根野の「CQB&FOREST OPERATION」さん。
ご覧の通り、CQB戦がメインになる・・・と思いきや、周辺の森林も一部はフィールドに
含まれるため、油断していると狙撃を食らったり、サイドからのカチ込みを受けるなど、
全く油断できないタクティカルなフィールドです。戦闘中はCQBエリアと森林間の撃ち合い
も頻繁に発生します。

最近梅雨なみに雨ばかりで、開催が心配されましたが、計ったがごとく前日から晴れ、
フィールドの状態も良好でした。実に幸運です。



あと、CQBエリア内には半笑いのゾンビなどもいるため、注意が必要です。
ヨッシーの友人のYMさんです)



丘の上の迫撃砲陣地を攻略しようと、勇敢にも一人で挑むヨッシー
まあ相手も一人やし、余裕やね。



「あ、ヨッシーいてたわー。迫撃砲撃ったろー。」



「Fire in the Hole!!」・・・なんてことは決してなく、ただそれっぽい写真作れといわれたので
加工しました。実際は火は出ません。



ものすごくクリアリング演習っぽい画ですね。


あ、今回上げてる写真は、全て休憩時間中に撮ったものですので、実際のゲーム時には
ゴーグルとフェイスガードを装着してます。サバゲーはとにかく安全第一です。



これが正しい装備状態。目は当然ですが、顔面もしっかり守りましょう。
余談ですが、コムタックを装備していることによる、「耳が守られてる感」が生み出す
心理的余裕が半端ないです。



丘に布陣して警戒中の写真のはずなんですが、この角度からだと、ヨッシー
「あっかん!ジャムった!!」みたいな状況になってるようにしか見えません。



ヨッシー「Shit!! Contact front!! Contact front!!」
YTくん「んー。コンパクトに構えとってええ感じやねー。」
安全を確保した上で写真撮影してるときでも、トリガーに指を掛けないのはベテランの証。



くつろぎのひと時と見せかけて、実は後半戦に差し掛かって全員結構足にきてます。


今回のゲームでは、フィールドマスターから毎回違ったお題が出され、通常のチームデス
マッチやドミネーションだけでなく、誰が敵かわからないスパイメディック戦や、
BFのラッシュモードそっくりの防衛戦など、変化に富んだプレイが楽しめ、充実した
ゲームを満喫できました。


参加者総数は54名。初対面の方同士でもしっかり声を掛け合い、戦略的に立ち回れて
いたように思います。誰も大きな事故や怪我無く終了でき、何よりです。


当日参加された皆様、お疲れ様でした。

最後に、フィールド運営してくださているOPERATION様、早朝から車を出して送迎して
くださったヨッシー。当日一緒に遊んでくださったYTくん、YMくんにお礼申し上げます。


総括:やっぱ、サバゲーおもろいわ。



今回お邪魔したオペレーション様のサイトはこちらです。
大阪サバイバルゲームフィールドoperation

皆様にお知らせ

ご無沙汰しております。
ROCK the Sniperです。皆さんこんにちは。


えーっとですね。実は3月末付けで会社を辞めまして、4月1日から
古巣に戻ることと相成りました。


決して社長室にブリーチングしてオールクリアした訳ではありません。
いたって円満退社です。


現在、引越し準備と転活で、古巣と大阪を行ったり来たり。
1月の間に5往復というハードさで、働いていた時よりも自分の
時間が無いというエキサイティングな状況です。
ホンマに、何が何やらわからんまま毎日が過ぎています。


ということで、今年は恒例のストフェスにも出られませんでした。
レポートを楽しみにしてくださっていた方、ごめんなさい。


ゲームの世界への復帰も、もうしばらくかかりそうなので、フレンドの
皆さんは首を洗って待っといてください。復帰した暁には、ROCK節が
完全復活の予定ですので。


ともあれ、これを機に、心機一転頑張ります。


最後になりましたが、大阪在住中にお世話になった皆様に、この場を
借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。


・・・言うても、ポン橋には今後も定期的に出没しますので、別に
何が変わるわけではないんですが・・・。


あ、あと、落ち着いたらサバゲー再開予定です。



今後とも、ROCK the Sniperをよろしくお願い申し上げます。

High Power & Whisper Quiet

ROCK the Sniperです皆様こんにちは。


前回の記事でサブPCを自作しましたが、年末ということで(?)、
メインマシンの方も、内部清掃がてらリフレッシュ致しました。


【 新生メインマシン 構成 】

● ケース : Corsair Carbide 300R MidTower(流用)
マザーボードASUS H97-PRO(ATX LGA1150)
● CPU : Intel Core-i7 4790 (Haswell Refresh 3.6GHz TDP84W)
● CPUクーラー : CoolerMaster Hyper212X + Be quiet! 120PWM(流用・ファン換装)
● サーマルコンパウンド : ArcticSilver 5 (ROCKtheSniperはこれ以外使いません!)
● ストレージ1 : Plexter M6S (SSD 128GB)
● ストレージ2 : WesternDigital WD2003FZEX(WDBLACK 7200rpm 2TB 流用)
● メモリ : SANMAX SMD-8G68CP-16K-D-BK(DDR3-1600 4GBx2)
● 電源 : Corsair RM650(80PLUS GOLD 650W 流用)
グラフィックカードASUS GeForce GTX970 STRIX(VRAM4GB)
サウンドカード : Creative SoundBlaster X-Fi TitaniumHD(流用)
光学ドライブ : Pionieer BDC-207BK(逆輸入モデル)
● フロントIOデバイスAinex PF-004A(USB2.0/3.0 x 各2)
● フロントケースファン : NoiseBlocker BSPRO-PL-1 x 2(900rpm・流用)
● リアケースファン : NoiseBlocker NB-Multiframe M12-S2(1250rpm・流用)


使用パーツは、一点残らず、自分自身で調べて選びました。妥協した部分も全くありません。


今回、マザーから根本的にパーツ換装する中で重視したのは、「静音性」と「安定性」。
強力なグラフィックカードを積んでおきながら、普段の用途は音楽を聞きながらのネットサーフィンか2Dゲーミングなので、特に静音性には気を使い、ファンは精選吟味したものを載せています。


サイズ社取扱の「NoiseBlocker」シリーズは、スペックシート上では(メーカーによってはあてにならないことも多いが)風量に比した動作音が小さく、実際に使ってみても、静音性はかなりのもの。特に、フロントに搭載しているBSPRO-PL-1は、40CFMという安定した風量があり、上下2連で搭載しているにもかかわらず、耳を密着させないと聞こえないほど静か。


リアファンのNB-Multiframe M12-S2は51CFMで、さすがに音はしますが、意識を向けていないときは一切気にならないレベル。経験上、ファンのノイズはだいたい1200rpm辺りがうるささのボーダーラインですが、非常に健闘していると思います。



CPUファンとして使っているBe quiet!は、この夏に彗星のごとく現れ、その静音性が話題になっています。ド大層なパッケージに入った異形のデザインで、価格もおおよそPWMファンのそれとは思えないレベルですが、噂に違わず、確かに静かです。なお、ヒートシンクは、気に入っているクーマスのHYPER212Xのものを使っています。ヒートパイプ4本構成で、とてもよく冷やしてくれます。


電源投入時、ファンの始動のためにマザーから最大電圧が掛けられるため、普通は数秒間「ウィーーン!」と大きな音が鳴るものですが、これらファンの組み合わせにより、「・・・あれ?電源入ってない?」と勘違いしてしまうほど。時間と労力をかけた甲斐はありました。


AMDのFXシリーズ最強クラスや、GTXタイタンのSLI構成など、爆熱デバイスを多数搭載するなら、この冷却では不十分かもしれませんが、少なくとも私の環境では十分です。


あと、ファンが付くものは電源とグラフィックカードですが、いずれも一定の条件を満たすまでファンが回転しない「準ファンレス品」を選択しました。重たい仕事をさせない限りは完全無音で、特に電源のRM650は、1年前に買ってから今まで、一回転たりともしているのを見たことがありません。


静音性はいいとして、肝心の性能面ですが・・・



こんな感じです。
以前使っていたGTX660比で、グラフィック性能は1.8倍前後といったところ。



その中でも、FireStrikeにおけるスコアアップは顕著で、コンバインテストでも終始20FPS以上を維持。
紙芝居状態じゃないチャンバラシーンはなかなか感動ものです。



恒例のタイムリープベンチは、なぜかイマイチ伸びの悪い結果に。
平均277fpsって・・・3DMARKのDX10テスト(CLOUDGATE)でも、フィジックステストを除いて300fpsは出ているので、どうもデバイス性能を使いきれていない様子。そりゃまあCore2時代のアプリケーションですから・・・64bitOSで動くだけ大したもんでしょう。

もう向こう数年は全く手を加えなくても良さそうな、納得のいくものが組めました。もういい!もう悔いは無い! これで心おきなく・・・・












マンデート・オブ・ヘブン!!!
(※ ネットブックでも快適に動作します)


皆様、良いお年をお迎え下さい・・・。

【 Elite130 】 人生初のPC組み立て

ROCK the Sniperです皆さんこんにちは。


この度、人生初のパソコン自作を敢行しました。


某有名PCショップで、今のATXサイズのPCを購入して早3年。
途中でケースを入れ替えたり、内部パーツを交換したりと、PC-DIYを楽しみながら使い続けてきました。
さまざまなパーツを入れ替える中で思っていたのが、「パソコンを改造するのは楽しい」ということ。同時に、自分なりにコダワリたいポイントも出てきて、「次回買い換えるときは、パーツを買ってきて、自分で作ろう!」なんて思っていたわけです。


今のPCは、i7-2600、メモリ12GB、グラフィックもGTX-660なので、まだまだ不自由なく使えるのですが、いかんせん3年も使っているので、内部パーツの老朽化も考えられます。そこで今回は「小型ケースを使って作る、サブ機的なコンパクトマシン」をコンセプトに、自作してみることにしたのです。ただし、万一メイン機が動かなくなったとき、日常作業を十分にこなせるレベルの性能は必須条件としました。


もう5年来のXBOX仲間で、過去数多のPCを自作してきたというIppanzin X氏に、上記コンセプトを相談したところ。
「いいですね!遊びに行くついでに、手伝いにいきますわ!」という話になり、初リアルミーティングがてら、PC自作となったわけです。


初対面にもかかわらず、Ippanzin X氏はROCK亭に泊り込む勢いで挑むビッグプロジェクト。その結果やいかに・・・!



【 今回自作するPCの規格 】
小型ケースを使って作る、サブ機的なコンパクトマシン(mini-ITX

■ ケース:CoolerMaster Elite-130(初めて見たときからビビッと来てた)
■ OS:Windows7 64bit HomePremium
■ CPU:Intel Core-i5 4690 (Haswell Reflesh 3.5Ghz TDP84W)
■ メモリ:Corsair VENGENCE LP (DDR3-1600 4GBx2)
マザーボードASUS H97i-Plus
■ 電源:Cooler Master V550(構成的に450Wで十分だが、国内流通品が550Wからしか無かった)
■ CPUクーラー:CoolerMaster Seidon120V(120mmラジエーター 簡易液冷)
■ グラフィック:ASUS GeForce GTX750ti(マザー供給65W動作の補助電源不要モデル)
■ ストレージ1:PLEXTOR PX-256M6S(SSD 256GB SATA6GB/s接続)
■ ストレージ2:WeasternDigital WD20EZRX(WDGreen2TB 元々持ってるものを移植)


市販のPCではあまり使われないパーツ(ここがコダワリ)も織り交ぜた、「エントリーレベルのゲーミングPC」といった構成でしょうか?


今回は初めての自作にしては難度の高い「mini-ITX」ということで、事前に綿密な寸法確認と、パーツ選定を(無い頭で)行いました。パーツを購入するために向かったPCショップのスタッフさんからも「放熱的にも、構成的にも問題ないと思います。」との回答をいただき、IppnZinX氏も「イイじゃないっすか!」との感想。
パーツ調達後、ROCKtheSniper推奨洋食店で昼食を済ませ、2人でデカイ荷物を担いで、一路ROCK亭へ。
よし、やるしかない!!


【 作戦開始 】

デデン!!
これがmini-ITXマザーボード。ちっちぇーー!!CDケースより一回りデカい程度しかありません。こんなのに本当にパーツが載るのでしょうか?




CPUを取り付け(実は初めて)ます。「足を折った」とか「壊した」とかいう話題をネット上で見かけたのでビクビクしてましたが、実際は固定カバーを開けて「置くだけ」でした。力も加減もコツも何もいりません。


ROCK「・・・終わり?」
IppanzinX「終わりです。」




メモリをブッ挿します。ストッパーを開けて、上から挿すだけです。
このVENGENCEは、信頼のコルセア製で、実はずっと憧れのメモリでした。ヒートシンク付きながら、ロープロファイルなので、今回のような狭い空間への設置にはもってこいです。




今回の主役とも言えるコンパクトケース。「Elite130」です。奥で正座しているのがIppanzinXです。
小さなケースで、内部はカツカツが予想されるので、作業段取りを誤るとパーツを組み付けられなくなる可能性があるため、次はこいつに手を入れていきます。




120mm簡易液冷のラジエーターを装着するため、フロントに標準搭載された120mmファンを外します。苦戦しているのがIppanzinXです。
なお、このElite130のフロントファンは、インチネジではなく固いブッシュで止まっており、2人で爪を折りそうになりながら引き抜きました。




イカついスネ毛をひけらかしながら(暑かったので短パンに着替えた)、揚げた手羽先のような腕でラジエーターを仕込むROCKtheSniper。
なお、ホースが左側に来るように組んでますが、この後、本当は右側に来るように付けないと、ケーブルマネジメントが残念なことになることが判明し、付け直しました。よって、Elite130+水冷で組まれる方は、ケース正面から見て左にホースが来るようにラジエーターを装着しましょう。




マザーボード裏面からCPUクーラーのバックプレートを装着しておき、マザーボードにスペーサーを付けて、マザーボードをケースに固定します。
なお、このときグリス塗布量をミスって、後からまたバラいて塗りなおす羽目になったのはここだけの話です。




マザーボード電源ケーブルを装着していきます。12Vラインと、CPU4+4ピンです。電源をケースに装着してからでは狭すぎて作業ができないので、ケーブルのみ引き込んで挿しておきます。




人生初SSDです。OSを入れます。データや主なアプリケーションは、別途HDDに入れます。




フロントI/Oから各種ケーブルを引き込んでマザーボードの端子に差し込み、電源も本止め。徐々に形になってきました。




GeForceGTX750tiを装着します。補助電源不要のコンパクトサイズながら、格好イイクーラーが付いてます。




今回は使わないものの、今後グラフィックカードを強化したときに使えるように、PCI補助電源ケーブルは天面の支柱にくくり付けておきます。奥で正座しているのがIppanzinXです。左奥に見えるのが、現在ではプレミアが付いているベンチマーク付きタイムリープCDです。実は、後で使います。




パーツは付けた。電源もストレージも挿した。これで大丈夫・・・・・のはず。運命の・・・電源投入!




っしゃキタあぁぁぁ!!!!




Seidon120Vも問題なく稼動してます。内部のLEDが光り、基板が透けて見えるのは格好イイですね。



無事起動したところで、基本的なBIOSの設定を行い、OSのCDをドライブに入れてリブートをかけます。
後は画面の指示に従ってOSをインストールし、マザーボード付属のドライバと、グラフィックボードのドライバを入れ、PCは使える状態になりました。
光学ドライブは、DVDメディアのアプリケーションをインストールした後取り外すので、今のうちに必要なものはすべてインストールしておきます。


インストール終了後、光学ドライブを取り外し、3.5インチのHDDをマウントします。
カバーを取り付け、フロントパネルをはめて完成!!




ATXケースと比べると、その大きさは半分以下!
ウルトラコンパクトです。




最終的な収まりはこんな感じ。ケーブルをケース左右に逃がし、フロントおよびサイドの吸気ファンからのエアフローを阻害しないよう、工夫しました。




フロントI/Oのケーブルはかなり長く、ケース内でダブついてしまったので、IppanzinX氏提案の、まさかの裏配線により、ケース内をスッキリまとめています。




メインPCとの比較写真。机の上の圧迫感が全く無くなり、スッキリ。



さて、問題の性能面ですが、SSDを導入したことにより、とにかく起動が早い!
電源を入れ、デスクトップが機能するようになるまで、わずか20秒弱! 終了は、シャットダウンを押してから数秒でPCの電源が落ちます。ストレスゼロです。


処理能力はどうかと、ベンチマークを走らせたのですが・・・。




まさかのメインPC超え
正直あんまり参考にならんベンチですが、割かしスピードは出ているようです。




ゲーミングPCの性能判断の基準ともいえる「3DMARK」のFirestrike。
さすがに複合テストではフレームレートが一桁まで落ちますが、メインPCでもこんなもんです。




評価は、ゲーム用ノートPCを若干上回る程度。
しかし、オーバークロックしていないTDP84Wのi5で、しかも補助電源の無いたった65Wのグラフィックカードでこれほどの性能が出るのは、驚異的と表現しても差し支えないのではないでしょうか?


ハイエンドPC百戦錬磨のIppanzinX氏から見ても、「そこそこ予算のmini-ITXで、まさかここまでの性能が出るとは思わなかった。俺も興味が出てきた・・・。」とのこと。


私の日常作業では十分すぎるほどの性能です。SSDの高速性や、コンパクトさから総合的に判断すれば、正直、メインPCを完全に食ってしまいます。
しかしオンボードサウンドは流石に苦しいので、あとは外付けでサウンドボードを買い足せば、マジで世代交代しても問題ないかもしれません。



結果としては、「最新の3Dゲームをフル設定で動かすなどの無茶をしなければ、基本的なエンターテイメントは割と何でも動く」というレベルのコンパクトPCが手に入りました。
想像をはるかに上回る収穫です。組み立ても、少々困難ながら楽しかったし、やってよかったと思います。



【 総括 】
PC自作超楽しい!



※ 今回、遠路はるばる大阪まで出向いていただき、お付き合いいただいたIppanzinX様に、改めて御礼申し上げます。