TRITON AX-720 意外と良いぞコレ!

GoGo 頑張りましょ 人類オーイェー


マジてんマジお勧め!

ROCK the Sniperです皆様こんにちは。


兄貴!兄貴!思わぬ伏兵ですよ!!



MAD CATZブランド「TRITON」のAX-720「フューチャーソルジャーリミテッドエディション」


今までビクターのSU-DH1(安いのにかなりの名機。今プレミアついてるらしい)で360をバーチャルサラウンドで遊んでいたの
ですが、どうしても気になったので購入。17800円でした。ちなみに、非限定モデル(色が白・機能は同じ)は12800円です。


          • 以下、前置きにして余談 -----


一時流行ったものの、需要が少なかったためか、国内各社は撤退してしまった「ドルビーデジタル・ヘッドホンデコーダ」。


要は、手持ちのヘッドホンをバーチャルサラウンドで5.1ch化してしまおうという物なんですが、
最近、主に海外で発売されているものは、「ドルビーデジタルの信号を各社独自のデコーディングでサラウンド化する」という
方式が多いのです。各社とも、FPSの対戦で勝つための「定位感」を強調している場合が多く、音から得られる情報を増幅できる
反面、音が不自然になり、臨場感が損なわれる欠点もあります。


タートルビーチ製「DSS2」や、クリエイティブ製外付けサウンドブラスター「RECON 3D」も試しましたが、
前者はデコード時の音質のスポイルが予想以上で、サラウンド以前に音質が聴くに堪えず、
後者は流石の大御所だけあり「サウンドブラスターの厚い音」が出る代わりに、情報特化の不自然な音場でした。


情報よりも包み込むような「臨場感」を取るなら、ドルビー社の「ドルビー・ヘッドホン」という技術を正式に使っている
アンプが良いのですが、国内メーカーでは現状、パナソニックとデノン(こちらは「本気のサラウンドアンプ」でかなり高額)くらい
しか作っておらず、どちらもガタイがデカイのです。


手軽に、小型のアイテムで「ドルビーヘッドホン」の正式認証をもらっている物は、現状、手に入りづらいのです。

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と思っていたら、「ドルビーデジタルEX対応・プロロジック2で仮想7.1chまでアップスケール・ドルビーヘッドホン認証」という
すげえのが出たのです。それが今回のAX-720。


結論から言うと、「今、無理なくゲーム用サラウンドヘッドホンアンプを買うならこれで決まり!!」です。


音響メーカー製ではないので音質を心配しましたが、確かにSU-DH1には及ばないものの、合格点の厚い音が出ます。
BF3のガルフオブオマーンで試してみましたが、背後から頭上を通って前に抜ける味方戦闘機が、目を閉じていても認識できます。
スナイパーの位置特定も、いつもの感覚でできました。7.1にアップスケールされた臨場感もかなりのもの。不自然さもそれほどありません。




▲ こいつがデコーダー本体です。USBから電源を取り、角型光ケーブルで信号を拾います。
独自規格の端子で、インラインコントローラーまで繋がっています。ケーブルはナイロンのブレイデッドタイプです。



▲ 肝心なのはここ、インラインコントローラー。ボイスとゲームの音量を個別に調整でき、SVM機能(自分の出した声が即座に
ヘッドホンから流れてくる。相手にどう聞こえているかわかる。)のコントロールが可能。360コントローラーのマイク端子への
「割り込ませ」は、ここからケーブルを繋いで行います。



▲ ヘッドセット本体への端子は着脱が可能。

デコーダー本体のホワイトノイズが気になるなら、高インピーダンスのヘッドホンを使ってみたり、
付属のヘッドホンが気に入らないという方は自前のを使いましょう。


ちなみに、デフォルトのレザーレットイヤパッドは低音のこもりがヒドイので、付属のベロアパッドへの交換をお勧めします。
劇的な高音質!とは言えませんが、バランスの取れた音質になります。


結構お勧めですよ!